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2023年6月から睡眠時無呼吸症候群の診察、検査、治療を開始いたします。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndorome: SAS)とは
睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりして低酸素状態が発生する病気です。
1. 周囲からいびきを指摘される。
2. 日中の眠気を感じる。
3. 睡眠中によく目が覚める。
このような症状がある方は睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。
合併症と予後
この病気は低酸素が原因で高血圧、脳卒中、心筋梗塞などの虚血性心疾患などをしばしば発生させます。これらにより突然死の原因になることもあります。
診断
簡易検査のアプノモニターを使用して診断を行います。
(自宅への貸し出しを行うため入院は必要ありません。)
検査結果で低酸素状態や重症の無呼吸の状態を確認したら治療を開始いたします。
治療
経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP療法)
鼻にマスクを着け、機械から圧力をかけて空気を送り込む治療法です。この圧力により気道の閉塞を抑え無呼吸の状態を防ぎます。
この小型の機械を自宅へレンタルして治療を行います。
ただし体調の確認、機械の調整のため、月1回の受診が必要となります。
また高血圧、糖尿病、高脂血症などの合併症の治療も並行して必要となります。